2011-12-07 第179回国会 衆議院 外務委員会 第5号
大田中将さんが最後に、沖縄戦の後に、自決する前に海軍次官あての電報を送っているんですが、これはどんな電報だったか、大臣は御存じですか。
大田中将さんが最後に、沖縄戦の後に、自決する前に海軍次官あての電報を送っているんですが、これはどんな電報だったか、大臣は御存じですか。
「沖縄県民斯ク戦ヘリ、県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」との海軍次官あての最後の大田司令官の電文を忘れてはなりません。これまでの政府の姿勢は、初めに基地ありきであり、地元市町村の意向を十分踏まえることなく、技術的、機械的に日米交渉を進めてきたと言っても過言ではありません。県民の心が理解できないで、沖縄基地問題の解決は決してあり得ないことを強く訴え、私の質問を終わります。
題目は「昭和二〇年六月六日、海軍沖縄方面根拠地隊の大田實司令官発海軍次官あて電報」という文書なんです。この文書を、お手数ですが開発庁でちょっと読んでいただきたいと思います。
長官御承知のように、沖縄戦の末期に当時那覇の今の空港のあたりを守備しておられました海軍の大田実少将が、第三二軍が首里城の本部を撤退いたしましたその直後に大本営の海軍次官あてに打電したものがございます。最後は、「沖縄県民斯ク戦ヘリ、後世沖縄県民ノタメニ格別ノ御高配アランコトヲ」という言葉で結ばれております。